Solo Prowler Geist
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カテゴリ:【封印】MoE書き殴りSS・1( 20 )
『ワラゲッチャーV vs ワルゲッチャーV』 ・ はじめに
どうも皆様こんばんは。

普段はMoEのプレイ日記なんぞを書いているのですが、最近になってようやく
MoEのアニメを見始めまして、最初は「微妙だなー」の一言しか出なかったのですが、
劇中作の一つ「ワラゲッチャーV」を見ていて、「お約束っつうか、ご都合主義満載っつうか
うーん……」と思っているうちに、こいつをベースに戦隊モノのお約束を盛り込んだSSを
書きたくなりまして。

で、戦隊モノのお約束といえば、偽者戦隊。かといって、ただ人相の悪いエルモニーで
コスチュームの色が微妙に違うってだけでは芸が無いし、加えて自分にモニコン趣味は
なく、あくまでパンダ命だっ、ということで、多少ヒネリを入れたものになっております。

一応、一通り気を付けてはいるのですが、設定とかそういう面で「ちょっとココ違わねぇかぁ?」
とか言われるところもあるかもしれませんが、その辺は出来ればご容赦いただければ、と。

あと、文章だけではかなり寂しいところがあるので、近々要所要所に挿絵を入れていく予定です。


それでは、ごゆっくりとお楽しみ下さい。どうぞっ。
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:59 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene01.回廊での遭遇
発端は、回廊に響き渡った数発の銃声と断末魔だった。

一人のパンデモス男が、まだ紫煙の燻ぶっている銃を片手に
ブツブツと独り言を呟いている。
「ここで無防備ってぇのもどうなんスかねぇ……寝落ちッスかぁ?」
彼の足元にはエルモニー女の遺骸が一つ転がっている。

「しかもロクなもの持っちゃいねぇし……ヤリ損ッスかねぇ。ん?」
彼が遺骸をひっくり返して仰向けにした瞬間、遺骸の懐からゴロリ、と
何かが転がった。
「なんスか、こりゃ」
「何をしてる、2号」

漁っていた男の背後に、もう一人のパンデモス男が近寄っていた。
背中に巨大剣を背負っているのと、禿頭であることを除けば、
見た目は2号と呼ばれたパンデモスと変わりが無い。
「あ、兄ィ。無防備なモニっコを一匹消毒してやったんスが、
ロクなもん持ってませんで、弾の無駄でしたぜ……うぐっ」
「お前は……資材の無駄遣いは控えろと何度言わせれば……」
いきなり首を締め上げられながら、眼前の彼の顔が怒気に
染まっていくのに殺意を感じ取り、2号は相当慌てた調子で言った。

「い、いや……でも収穫ゼロってわけじゃないッスよぉ……」
「ほう?」
締め上げから解放され、何度も咳き込む2号を冷淡に見下ろしながら
兄ィと呼ばれたパンデモスは、2号が正気付くのを待った。
「で、収穫というのは?」
「へ、ヘイ。こ、こんな珍品が」
ようやっと咳き込みから立ち直り、目を真っ赤に充血させ涙を滲ませた
2号が差し出したのは、先ほどエルモニー女の懐から転がり落ちた黒い球体。

「こいつは……!」
巨漢は、球体と遺骸を交互に目配せすると、うっすらと笑みを浮かべた。
「こいつは、ワラゲッチャーの一人だ」
「えっ、こいつが兄ィがいつも言っていたワラゲッチャーなんスか」
「ああ……何にせよ、こいつは大した収穫だ。無駄遣い呼ばわりしたのは
取り消させてもらおう。すまなかった」
「い、いやぁ……。でも、そんなスゴイもんなんスか、それ」
「奴等の生命線、とでも言うべきか。それはそれとして、2号。
少し使いを頼まれてくれんか」
「ヘイ、なんなりと」
彼はエルモニー女、ワラゲッチャーの一人の遺骸を指差し、
「こいつが息を吹き返す前に、5号に連絡を入れてこいつの衣装をトレース、
複製させるように言うんだ。」
「5号さんッスか。あの人裁縫持ちでしたね、そういや」
「それともう一つ、4号に連絡を入れてこいつが息を吹き返してからの動きを
追跡するように言ってくれ。こいつを追っていれば、必ずワラゲッチャーに
辿り着く。奴等の活動時間から戦闘能力、チャットでの口調まで、逐一記録し
一週間後に報告させるんだ」
「わかりやした……って、何をする気なんで?」

「材料が揃ったら話す。さぁ、急いで連絡を取るんだ」
「ヘイッ、失礼しやッス」

2号と呼ばれた男がその場を離れた後、巨漢は再び足元の遺骸を見つめながら、
彼の懐から四角いペンダントのようなものをまさぐり出し、呟いた。

「復讐は果たして見せるぞ。兄弟……!」
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:37 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene02.翌日の回廊にて
「ないっ、ないっ、ないのだ~」

翌日、回廊に一人のエルモニー女の絶叫が空しく響き渡ったのであった。
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:36 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene03.ワラゲッチャー集結
「と、いうわけで……折角のコスチュームを無くしてしまったのだ~……」

洞穴内にいつもの5人と1匹が揃った場で開口一番、ワラゲブルーが文字通り
ブルーな口調で切り出してきたので、他の4人はどう切り返すべきか、互いに
目配せを交わし、暗黙の了解で、ワラゲイエローが口火を切ることになった。

「何が、というわけでなのかがイマイチわからんが……。まあ、
無くしてしまったのは仕方ない」
「不意を撃たれたんなら、しゃあないわな」
「コスチュームならまた作ればいいの。がるるのる~」
「でも……、あんなに苦労して作ってくれたものなのだ~」

その時、けたたましくいつもの赤電話が鳴り出した。イエローが受話器を取る。
「は~い、こちらワラゲッチャーV~。ただいま外出しておりますので、
御用の方は発信音の後にメッセージをど~ぞ~……ピーッ」
(き、貴様等……いきなり襲い掛かってきやがって一体どういうつもりだ)
「何ィ!? 何の話だ!」
(い、いたのかよぉッ。じゃあ、俺達を襲ったのは一体……)
「? どういうことだ」
(キャベツの辺りで、我等ワラゲッチャー、と叫びまわりながらBSQ、ELG
中立おかまいなしに片っ端から襲い掛かってる連中がいたんだが……
あんたらじゃないのか?)
「知らん! よし、キャベツで間違い無いんだな?」
(あ、ああ……で)
電話口の男が言い終わるよりも早く、乱暴に電話を切ったイエローが口火を切った。

「皆、私達の偽者がワラゲで大暴れしているらしい」
「私達の偽者!?」
「ああ……目的は恐らく」
「あたしらの評判を貶めること、そうやな?」
「許せないの、がるる~」
「そうと決まれば、ワラゲッチャーⅤ、レッツゴー!」
『オーウ!』
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:35 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene04.偽者出現より数日前の密談
壁に穴どころか、屋根すらそっくり剥ぎ取られ、最早家屋としての
機能を果たしていない場所で、損傷の激しいテーブルを囲み、
5人のパンデモス男達が卓上の資料や地図を目にしながら談義している。

「偵察の結果、連中は大半の時間を『本部』と呼ばれる箇所での
チャットに費やし、たまに何かあれば5人揃って出て行く、という
パターンがほとんどだということが判明したわン」
洒落たグラサンを付け、唇にルージュを引いたパンデモス男が報告書を
片手に他の4人に向けて、それを読み上げていた。
「その『本部』とやらは見つけ出せなかったナリか?」
黒髪の髷頭で、羽織姿のパンデモス男が質問に入った。
「ゴメェン3号、そこまでは無理だったわ。何せそこに向かってると思ったら
途中で捲かれちゃって。奴等、移動ルートも頻繁に変えてるしね。
掴めたのは、アルビーズの森あたりらしいってことだけね」
上座で腕を組み、黙していた禿頭のパンデモスが呟くように、しかし、
よく通る声音で言う。
「本部を襲撃して一網打尽、という手は使えんか。それで、5人が
揃っていて、かつ本部外にいる時間帯はどうなのだ、4号」
「はァい、兄サマ、それは報告書の18ページにあるタイムテーブルで、
週平均だと大体この時間帯と、この時間帯になりますわン」
「よし、では次に5号の方だが……依頼したモノは出来ているか?」
「…………」
5号と呼ばれたパンデモスが、無言で卓上にその『モノ』を並べていく。
それは色違いの……
「お、女物の衣装じゃないッスか」
「あら、可愛いウィッグじゃなぁい♪」
「! よく見たらこの衣装って全部……まさか!?」

上座の男が頷き、ノッソリと立ち上がる。
「材料がそろったことだ、今度の作戦について話そう。まずこれらの衣装は
ワラゲッチャーを誘き寄せる餌だ。これらを俺達が着用し、WarAgeにて
なりふり構わずプレイヤーを襲う」
「それで、アッシら偽者が暴れている間に本物登場、ってことッスか」
「そう上手くいくもんナリかー……?」
「ふ、心配は無用だ。ああいった正義の味方気取りは、自分たちこそ
オンリーワンと考える習性がある。自分達の偽者が現れ、なおかつ
名を貶めようとする行為には、決して耐えられまい。必ず出てくる」
「アタシとしては、兄サマが何でそこまでワラゲッチャーに執着するのか、
そこが知りたいところだけどねぇン♪」
その言葉に、禿頭パンデモスの鋭い眼光が一瞬4号に向けられたが、
すぐに元の無表情に戻った。
「作戦を進めていけば、いずれはわかる。それまでは聞いてくれるな」
「ま……まあ、アタシは楽しめればそれでいいけどねン」
「アッシらは何があっても兄ィの味方ッスよ」
「その通りナリ!」
「……(コックリ)」
「すまんな、皆。よし、作戦は3日後のこの時間帯を狙う。
各自、準備を怠らぬようにしてくれ」
『応ッ!』
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:32 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene05.血に染まるキャベツ畑
その日のキャベツ畑は、酸鼻をきわめるものとなった。
「ぎゃあああッ!」
また一つ、また一つと死体が増えていく中、5人のパンデモス達は
平然と戦い続けていた。そう、衣装が特異なことを除けば。
「戦って稼げるのはまあ、いいんスけどねー」
「やっぱ、この格好は恥ずいナリな」
「……(コックリ)」
「あら、アタシは結構気に入ってるけどぉン」
「お前の意見は聞いてないナリよ……」
「生粋のオカマさんッスからね、4号さんは」
「(ボソリ)早く来てくれないかな……ワラゲッチャー」
「これで来てくれなかったら、大恥ッスよ。ねえ兄ィ」

その兄ィは、大剣を地に突き刺したまま、微動だにせず、
ジッと遠くを見つめている。
(早く来い……! ワラゲッチャー!)
その手には、例の四角いペンダントが握られていた。
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:31 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene06.ワラゲッチャーⅤ、偽者と遭遇す
その頃、本家ワラゲッチャーⅤは連絡にあったキャベツ畑の
西方2キロの地点まで迫っていた。
「連絡にあった地点まで、あと少しだ!」
「でも……」
「どうしたん? ピンクはん」
「うん、何でその人たちが私達の評判を貶めたいのかを考えてたの」
「それは多分、私達に痛い目に遭った悪党の逆恨みなのだ」
「倒した悪党って言っても……赤い顔の盗賊か、巨大ロボぐらいしか
思いつかないの、がるる~」
「だが、私達のあずかり知らぬところでの恨みってこともある。
いずれにせよ、用心してかかるんだ、皆!」
『オーウッ!』

「あっ、あそこや!」
ワラゲグリーンが指差した箇所に、確かに5体の人影が見えた。
「よし、レッツゴー……って、あれ……が!?」
「わ、私達の偽者……?」

そこにいたのは、ワラゲッチャーとは似ても似つかない、
ワラゲッチャーのコスプレに身を包んだ、パンデモス男の5人組だった……。
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:29 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene07.その名は、
それをいち早く見つけたのは、2号だった。
「あッ、マジで来やしたぜ兄ィ!」
「ほっ、本当ナリかーっ!」
「(ぼそり)ようやっと……脱げる……」
彼等にとって、やはりワラゲッチャーのコスプレというのは
恥辱極まりない代物だったようだ。ただ一人、4号を除いては。
「あァら、残念。折角気に入ってたのにィ」
「だから、お前の意見は聞いてないナリよっ」
4人が思い思いに騒いでいる中、ワラゲグリーンのコスプレに扮した
禿頭パンデモスは、ズッ、と地に突き刺した大剣を引き抜き、
「来たか、ワラゲッチャー」
そう呟くと、鋭い眼光を彼女等に向けた。

「お前達かっ、私達の名を騙る変態どもは!」
「見ての通り、確っかに変態だね」
「見るに耐えない格好でんな~」
「気色悪いの、がるるのる~」
「とっとと脱ぐのだーっ、変態どもっ!」

「フン、まんまと餌に食いついたことも知らずに言いたいことを
ほざきおるパンダ……」
「ってか、アッシらものすっごい言われようですよ、兄ィ」
「余程、屈辱的と見えるナリな。まあ、パンデモス男がこんな
格好してりゃ確かに言いたくもなるだろうナリが」
「ンフフフフッ、本家より似合ってるから嫉妬してるのねぇン」
「だから……、もういいナリ」
「本家が現れた以上、こんなけったいな衣装を着る必要は無いパンダッ!
今こそ俺達の真の姿を、解放するぞ野郎どもッ!」
『応ッ!』
「2号さん、煙幕をナリーッ!」
「合点承知ッス!」
2号がバニッシュクラウドを発動させると、周辺が白煙に包まれ、
ワラゲッチャーからは5人の姿が見えなくなった。

「くっ……逃げる気か!?」
「いや、違うみたいやで」

煙が晴れた後には、ピンク色のウサギの着ぐるみ、パンダの着ぐるみ、
クマの着ぐるみ、ワーウルフ変身体、そして、ブラッド装備を装着した
5人のパンデモス男達が仁王立ちしていた。そして、

「桃薔薇の棘! ワルゲピンクよォ~ん♪」
「黄土の強壁! ワルゲイエローックマー!」
「黒鉄の衝撃! ワルゲブラックナリーッ!」
「群青の爪牙! ワルゲブルーッス!」
「紅蓮の復讐鬼! ワルゲレッド!」

「略ー奪ー戦ー隊ー!」
バッバッバッバッバッ!
「ワルゲッチャーⅤ(バンデッツ)!!」
月をバックに、いかにも漢らしいポーズで名乗りを上げた。

「ワルゲッチャー……」
「私達を騙っての、悪行三昧! 許すわけにはいかへんなあ」
「がるるのる~」
「皆、こっちも変身だ!」
ワラゲッチャーカプセルが閃光を放ち、彼女等の身体にスーツが
装着される。ただ一人を除いて。

「くくく、そこの青いのは変身しないナリかー?」
「お、お前達なんか、私がわざわざ変身するまでもないのだ!」
「ふっふふふ、変身『しない』のではなく『出来ない』の間違いパンダ?」
そう言って懐をまさぐったワルゲレッドの手に握られていたのは。

「私のワラゲッチャーカプセルなのだ!」
「パンダパンダ……、あの時、回廊で貴様が寝落ちしてい」
「! わーわーわーッなのだー!」
「寝落ちしてたのを、俺達のブルーが襲った時に持ち帰ってくれた代物だ」
「さあ、どうするナリかワラゲッチャー……って、ん?」

見ると、ワラゲイエローがワルゲッチャーに向けて待ったのポーズを取っていた。
「……ちょっと待ってもらえるか? 皆、ちょっと集まろう」
と言うやいなや、ワラゲッチャーはそそくさと円陣を組み始めた。

「作戦会議ッスかね、敵と取り戻すモノが目の前にあるってぇのに」
「さあ、モニっ娘の考えることはわからんナリなぁ」
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:28 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene08.ワラゲッチャーⅤ、円陣内での会話
「さて、ブルーさん。君はさっき不意打ちと言ってたな?」
「う~……」
「しかし奴等は君がワラゲで寝落ちしてたところを襲撃し、
カプセルを奪ったと言っている。それは聞いたな、皆」
ブルーを除く一同が深々と頷く。
「奴等がカプセルを持ってる以上、確かに君が襲われたのは間違いない。
しかし、襲われた経緯に相違があるってことはどちらかが嘘を付いてる
ことになるが……ブルーさん?」
「ううぅ~……」
「正直に白状した方がええんとちゃう?」
「嘘は良くないの、がるる~」
「別に寝落ちすること自体は悪いことじゃないんだから」
彼女等の言葉に、ガックリと肩を落とし
「うぅ~…………ごめんなのだぁ~」
と、とうとうワラゲブルーは、折れた。

「うんうん、仲間に嘘ついちゃぁいかんッスよ、ワラゲブルーさん」
「! 聞き耳を立ててるんじゃあ……ないっ!」
ワラゲイエローの拳が、ワルゲブルーのこめかみにヒットしたのであった。
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:24 | 【封印】MoE書き殴りSS・1
Scene09.開戦前の仕切り直し
「あ、終わったようナリね」
「近寄ってくるとこを見ると、やる気になったらしいわねぇ」
「ハイ、そこのパンダ着ぐるみ君、立ち位置もうちょい右」
「は、はい?」
「そこのクマの着ぐるみさんは2歩ぐらい後ろなの」
「クマー……?」
「ピンクのオカマさんはもうちょっと前に出てやー」
「オカマって何よッッ!」
「オカマはオカマじゃん」
「キィーッ! 腹立つわねこのクソモ二っ娘ども」
「よし。イエローはん、こっちの立ち位置はオッケーやで~」
「オッケー、皆集合ッ」
言うやいなや、ワルゲッチャーの眼前に、5人がいつもの並び順で
フォーメーションを取った。
「仕切り直しのつもりかパンダ……ワラゲッチャー」

「し、しかし不意打ちは卑怯だぞ悪党ども!」
『ええーっ!?』
仕切り直しは仕切り直しでも、ワラゲッチャーは彼女等の中での
シナリオを変身直後に戻したいつもりのようだった。

「あ、あんたたちね~……」
「あくまで俺達を悪者扱いにしたいってことナリか」
「WarAgeなのに……無防備に寝落ちしてる奴の方が……よっぽど悪い……クマー」
「それにアッシらは『略奪戦隊』ッスよー。死体から奪い取るのは当然ッス」
「大体ワラゲの名を掲げながらロクにWarAgeに出ず、Preに引き篭もり
勝てば正義と抜かしながらやってることは悪行同然、否、それよりタチの悪い
貴様等に、卑怯とか言われたくないパンダ!」

正論を次々とまくし立てられ、僅かに怯んだ様子を見せた本家ワラゲッチャーⅤ。
しかし、そこはいつものこと、強引に論点を摩り替える戦法で切り返すのであった。
「大体、お前達は何者なのだ? 私達はお前達など知らないのだ!」
「そうやんね~、アタシらこんな変態さん達に知り合いおらへんで」
「がるるのる~」

「だから、俺達は変態じゃないナリ……」
「生粋のオカマさんは一人いるッスけど、アッシらはそういった趣味は
ないんで、誤解しないで欲しいッス」
「……クマー」
「たぁだ、アタシらのボスはアンタたちに因縁があるっぽいけどねぇ。
そうでしょ、兄サマ」
4号、いやワルゲピンクはその目をワルゲレッドに向けた。
「ああ、そろそろ頃合かパンダ。ワラゲッチャー……」
そう言って、ワルゲレッドは兜の留め金を外し、素顔を晒した。
「この顔を忘れたとは言わせんぞ貴様等!」
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by DunkelFanG_Ez00 | 2007-02-19 00:23 | 【封印】MoE書き殴りSS・1